Appleの電子決済サービス「Apple Pay」は2018年3月末のiOS11.3アップデート以降、上海と北京で発行された交通カード(交通卡)をiPhone7以降およびApple Watch Series 2へ追加できるようになりました。
分かりやすく言えば日本のSuicaと同様に、iPhone端末を改札にタッチするだけで上海と北京の地下鉄を利用することができるようになったということです。
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ApplePayへの追加手順
ApplePay利用のために必要なもの
②iPhone端末(7/7Plus、8/8Plus、X)
交通カードの購入方法
交通カードを持っていない場合は、まず地下鉄の主要駅にて「上海公共交通卡服务站」の窓口を探して、交通カードを入手しましょう。パスポートなどの身分証明書は必要ないので非常に手軽に購入できます。
カード発行のデポジットとして20元、更にApplePay利用のデポジットとして20元かかるので、窓口では100元札を渡して、80元チャージしてもらうとスムーズです。
我要一张交通卡。
(交通カード一枚ください。)
要充值80元。
(80元チャージしたいです。)
交通カードは地下鉄だけではなく、タクシーやバスの利用時にも使うことが出来ます。
ApplePayへの追加
iPhoneでApplePayのWalletを開き右上の「+」をプッシュします
確認画面が出たら「続ける」をプッシュします。
カードの種類「Shanghai Transit Card」を選択します。
金額を選択の画面が出たら「既存のカードから残高を転送」をプッシュします。
交通カード裏面の右上にある「アルファベット1文字に続くナンバー4桁」を入力し「次へ」をプッシュします。
利用規約の画面が出たら「同意する」をプッシュします。
「Transeferring」の画面が出たら、iPhone端末と交通カードを接触させ、しばらく待ちます。
Card Addedの画面がでたら「次へ」をプッシュします。
Using Cards in Walletの画面が出たら「完了」を押せば、ApplePayへの追加は完了です。
Walletを開いて「交通カード」が追加されていることを確認しましょう。
ApplePayで地下鉄に乗ってみた
地下鉄改札への入退場方法
日本のSuicaなどと同様、改札ゲートにiPhone端末をタッチすれば簡単に入場できます。
利用履歴もiPhone端末に表示されます。
QRコード改札に注意
上海地下鉄にはQRコードをスキャンするゲート(写真右)もあり、そちらでは通過できないので要注意です。