日本からマカオへの行き方
マカオ直行便
2019年5月現在、日本とマカオを結ぶ直行便が発着する空港は、成田・関西・福岡の3空港のみです。関西と成田は1日1便、福岡は週4便(月・水・金・日)の定期運航です。
成田国際空港(東京)
成田→マカオ 16:00発~20:05着
マカオ→成田 09:30発~15:00着
関西国際空港(大阪)
関空→マカオ 13:45発~17:05着
マカオ→関空 08:15発~12:45着
福岡空港(福岡)※月水金日のみ
福岡→マカオ 14:00発~16:55着
マカオ→福岡 08:30発~13:00着
空港によって所要時間は異なりますが、直行便を利用すれば煩雑な乗り換えが必要なく日本とマカオを行き来できます。ただし一番のネックは運行本数が少ない点で、往路は日本を午後に出発、復路はマカオを朝出発せねばならず、必ずしも旅行を満喫できる行程とは言えません。
香港経由便
2019年5月現在、日本と香港を結ぶ直行便が発着する空港は、羽田・成田・関西・中部・千歳・福岡などの主要空港からは1日複数便が離発着、またいくつかの地方空港からも就航しており飛行機便を選択する自由度が高いのでオススメですが、はじめて渡航する場合は香港とマカオを往来する方法に不安を感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、香港空港から「港珠澳大橋のシャトルバス」に乗ってマカオへ直行するルートについて紹介します。
港珠澳大橋とは
2018年10月23日に開通した中国の珠海市と香港およびマカオを結ぶ全長55kmからなる世界最長の海上橋です。
これまで香港=マカオ間の移動はフェリーが定番でしたが、この港珠澳大橋貫通以降、バスによる陸路移動も可能となりました。
まとめ
広東・香港・マカオエリアの移動方法についてまとめました。
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広東・香港・マカオエリア(粤港澳大湾区)の移動方法まとめ
広東省発展改革委員会は2019年1月29 日、中国政府が新たな地域発展計画として位置付ける「広東・香 ...
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【写真解説】香港経由でマカオまで
香港空港到着
香港に着陸し飛行機を降りたら入国ゲートに向かいます。
イミグレの行列に並び香港に入国します。
イミグレを抜けると香港国際空港ターミナル「A接機大堂」に出ます。
オクトパスカード購入
オクトパスカード(八達通)とは、簡単に言えば日本のSuica。観光客でも簡単に発行でき、香港内の鉄道、バス、フェリーなどの交通機関、コンビニ、ファーストフード店、自販機などあらゆるところで使えます。
「A接機大堂」に着いたら、まずMTRチケット売場でオクトパスカード(八達通)を購入しましょう。(※すでにオクトパスカードをお持ちの場合は読み飛ばしてください)
一番右側にオクトパスカードの自動販売機があります。
オクトパスカードの自販機
正式名称は「港鐡車票及八達通售賣機」画面に3種類のカードが表示されているので、真ん中のカラフルなカードをタッチします。(ピンクは子供、緑は老人用カードです)カードを選んだら画面右側で支払い方法を選びます。クレジットカードを選びましょう。
価格はHK$200です。画面右側の端末にクレジットカードを差し込み暗証番号を入力して決済します。
決済が完了するとカードが出てきます。
これで香港エリアの地下鉄バスタクシーを利用できます。
バスで港珠澳大橋イミグレへ
空港内の表示に従ってバスターミナル「B4」乗場へ向かいます。
「巴士(バス)」表示の矢印に沿って進みましょう。
MRT乗場に突き当ったら右へ
緩やかな下り坂を進みます。
バスターミナル入口に着いたら右へ
横断歩道を渡ります「B4」矢印の方向へ
横断歩道を渡ったら右へ
「B4」と表示されたバス停を探しましょう。
バス停に並び「B4」バスを待ちます。
いよいよ乗車です。オクトパスカードは乗車時にタッチします。料金はHK$6です。
港珠澳大橋イミグレへ
香港空港で「B4」バスに乗車したら「港珠澳大橋香港口岸」で下車します。「B4」バスは空港周辺を循環するバスですが、途中のバス停で下車する乗客はほぼいません。
「港珠澳大橋香港口岸」で下車します。
バスを降りたら「往珠海及澳門」の矢印に向かい建物に入ります。
イミグレゲートに並び、香港を出国します。
イミグレゲートを出たら、自動券売機でマカオ行きシャトルバスのチケットを購入しましょう。
シャトルバスのチケット購入
自動券売機で「購票」行き先「澳門」をプッシュ
内容を確認して「確認購票」、支払い方法は「八達通支付」をプッシュ(日本人はWeChatPay、Alipayでの支払いはできません)
画面下のセンサーにオクトパスカード(八達通)をタッチします。
自動券売機の下部から発券されます。
オクトパスカードがない場合はチケット窓口でも購入できます。
マカオ行きシャトルバスへ乗車
チケットを購入したら「澳門」の矢印に沿って建物から出ます。
チケットを確認されバスターミナルへ
係員の指示に従ってバスに乗車します。
シャトルバスには時刻表は無いようで、10分〜15分間隔ぐらいでピストン輸送をしています。
シャトルバスが香港を出発です。
ひたすら長く続く大橋を走行します。
澳門側のイミグレ「港珠澳大橋澳門口岸」に到着です。
シャトルバスの走行時間は約40分でした。
港珠澳大橋マカオイミグレ
シャトルバスを降りたら、イミグレの建物に向かいましょう。
建物に入ったら「入境」に沿って進みます。
エスカレーターで3階にある「入境大堂」へ向かいます。
「訪問旅客」の列に並びましょう。
イミグレを通過したらエスカレーターで1階に降ります。
1階に着いたら外に出て目的の交通手段の矢印に向かいます。
カジノ行き無料シャトルバス乗り場はかなりの行列ができていたので回避
タクシーなら待ちなしで移動できます。ホテルリスボアまで67MOPでした。
まとめ
今回の港珠澳大橋ルートで要した時間をざっくりまとめてみると
- 香港イミグレ入国 15分
- オクトパスカード購入 5分
- バスターミナルへ移動 5分
- B4バスで移動 8分
- 香港出国+バスチケット購入 10分
- シャトルバス乗車待ち 10分
- シャトルバス移動 40分
- マカオイミグレ入国 15分
飛行機で香港空港に着陸してから約2時間、料金はHK$71(約1000円)でマカオに到着できます。
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フェリー乗り継ぎとの比較
港珠澳大橋が貫通する以前は、香港からフェリーで乗り継いでマカオに行くルートが一般的でした。
香港空港スカイピアからのフェリー乗り継ぎだと 香港への入国審査と出国審査無しで効率よくマカオへ行けるのですが、1日6便しか運行しておらず、飛行機の到着の時刻と乗りたいフェリーの時刻が最低でも1時間以上の間隔が空きがなければいけないという縛りもあります。
フェリー便数の多い、上環や九龍のターミナルから乗り継ぐためには、香港に入国してからバスもしくはタクシーで1時間程度かけてフェリーターミナルまで移動し、そこから約1時間フェリーに乗らなければならず、マカオ到着まで最低3時間程度かかるイメージです。
また、フェリー乗船料金もエコノミークラスでHK$270(約4000円)かかります。
以上、香港空港から直接マカオに行くなら、港珠澳大橋のシャトルバスが効率良く移動できコスパも良いのでかなりオススメです。
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