WeChat(微信)は、月間のアクティブユーザ数が12億人以上を誇る中国で最も利用されているスマホアプリです。
日本ではよくWeChatを中国版LINEと表現したりしていますが、中国で快適な生活するためには必須であると同時にビジネスのプロモーションにおいても重要なアプリとなっています。
そんなWeChatを開発運営するテンセントが7月27日から新規ユーザーの受付を一時停止していることを明らかにしました。
一時停止の理由は「関連する法律と規制」のためだそうです。
中国当局は、配車アプリDidiにも同様の新規ユーザー受付停止を命じたり、独占禁止法に違反したとして中国EC最大手のアリババ集団などに罰金を科すなど、習近平政権の推進するIT企業への統制強化の本気度がうかがえますね。
一方で、今年6月には、アメリカでトランプ政権で署名されたWeChatPayの決済を禁止する大統領令が、バイデン政権で取り消されたばかりですが、まさか中国当局によってWeChatの登録自体が規制されるとは思いもしませんでした。
ちなみに、テンセントによれば「新規ユーザーの受付は8月上旬のアップグレード後に再開される」と説明しています。
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