かれこれ10年以上公私ともに親交の深い
中国人経営者の友人が
先月飲酒運転で逮捕された噂を聞きました。
先週、そんな彼から突然連絡があり、
飲みに行ったところ、
非常に面白い話を聞いたので紹介します。
酒を飲みながら彼の体験談を聞くと、
現在は取り調べが終わり釈放されており
判決が出るまでは保護監察下にあるそうです。
てっきり逮捕されて落ち込んでいると思いきや
中国は犯罪者の監視システムも最先端だった!
と、自慢気に力説しはじめました。
実はこの中国人経営者
3年ほど前にも酔っ払ってケンカをして
傷害罪で逮捕された経験があり
3年前に比べて
監視システムも進化しているようです。
GPS電子足輪による監視
この中国人経営者の話では、
3年前に受けた保護監察処分では、
足首にGPSの付いた電子足輪を付けられ
監視されていたそうです。
上の写真は、
彼の体験談をもとに検索したものですが
確かに「电子脚环」というツールが存在してました。
保護監察アプリによる監視
今回保釈された際には、
電子足輪ではなく、
自分のスマホに
特殊なアプリをインストールされた
と言ってました。
上の写真は彼のiPhoneの中にあった
「移动社矫」という実物の監視アプリです。
たしかにこんなアプリは
AppleStore内を探しても見つかりません。
「社矫」とは「社区矫正」の略で、
日本で言う執行猶予期間中の
保護監察みたいな状態だと思われます。
彼曰く、毎日一回このアプリを起動して
指紋認証でログインするのだそうです。
余計な足輪を付けなくてすむから
非常に快適だと言ってました。
(犯罪者が快適になってどうするw)
一般市民のネット閲覧を監視している国なので
犯罪者の監視をしていること自体は驚きませんが
当事者から具体的な内容を聞くと
中国監視社会の凄さを改めて実感しますね。