
中国に旅行や出張で訪れる方にとって、インターネット環境の確保は最重要課題の一つです。
これまではポケットWi-Fiのレンタルや高額なローミングが一般的でしたが、時代は変わり「eSIM」が主流になり始めています。
ただし、中国ではGoogle、LINE、Instagramなどの主要なサービスが利用制限されているため、eSIM選びには、単なるネット接続だけでなく「中国のネット規制対応」かどうかも大きなポイントになります。
この記事では、実際に中国現地で「Glocal eSIM」を使ってみた感想とおすすめポイントをわかりやすくご紹介します。
Glocal eSIM とは?
Glocal eSIMは、日本企業が運営する「eSIMサービス」の一つで、物理SIMカード不要でスマートフォンに直接インストールでき設定も非常に簡単です。
渡航前に準備でき、現地に到着した瞬間からインターネットを使えるのが魅力です。
Glocal eSIM のおすすめポイント
中国のネット規制に対応

Glocal eSIMは「チャイナモバイル香港」のキャリアを通じてデータ通信が利用できるので、中国大陸からでも主要SNSやGoogle系サービスの閲覧や利用が可能です。
5Gでサクサク高速通信

Glocal eSIMは「チャイナモバイル香港」の5Gでデータ通信できるので、中国からの利用でも高速インターネットを利用できます。
当サイトで検証したところ、中国で利用できる他社eSIMのほとんどが「4G」もしくは「4G/LTE」通信でした。
5G通信は対応エリア内のみで接続できます
日本企業によるサポート
海外eSIMを選ぶ場合、価格や通信品質だけでなく手厚いサポート体制も選択における重要なポイントです。
Glocal eSIMは「株式会社グローカルネット」という日本の会社が運営しているので、設定トラブルや不明点があった場合でも、日本語で迅速・丁寧に対応してもらえる安心感があります。
Glocal eSIM の中国プラン
Glocal eSIMには、「データパッケージプラン(使い切り)」と「デイパスプラン(デイリー)」の2種類があります。

データパッケージプランは「15日間10GBを使い切るまで」利用できるワンプランのみ。
デイパスプランは、毎日1GBもしくは2GBまで通信ができ、期間は3日〜30日までとなっています。
おすすめプランは?
今回、デイパスプランを利用しましたが、1日の容量上限を超えると突然通信できなくなるのはストレスに感じました。また、残りの利用可能量の確認もできないので、デイパスよりも容量使い切りのデータパッケージプランをおすすめします。
香港、マカオにも渡航する場合は「中華圏周遊」プランがお得です
Glocal eSIM の注意点
実際に中国でGlocal eSIMを利用して感じた注意点は以下の通りです。
データ残量が確認できない
データパッケージプランもデイパスプランも、それぞれ利用可能データ量に上限がありますが、データ残量の確認できません。公式サイトには「今後準備予定です」という記述があるので、期待したいところです。
プロファイル発行料
公式サイトによると、初期費用としてプロファイル発行料「¥770」と設定されています。(今回利用時はキャンペーン期間のため無料でした)
他社のeSIMサービスで初期手数料はほとんど見かけないので注意が必要です。
実名登録が必要(?)
対応国別料金表には「※実名登録必要プランあり」と記載されています。
今回Glocal eSIMのデイパスプランを実際に利用してみましたが、実名登録をすることなく利用できました。
ちなみに、他社のeSIMサービスでも実名登録なしで利用できました。
Glocal eSIM の使い方ガイド
ここからは実際にeSIMを日本で準備し中国で使ってみた流れについて解説します。
使用したスマホの機種は「iPhone16 pro max」です。
eSIMの設定は必ず日本で準備しましょう
eSIM対応確認
まずはじめに、自分のスマートフォンがeSIMに対応しているか確認します。
電話のキーパッド画面で「*#06#」と入力

「EID」という項目が表示されていればeSIMに対応しています。

eSIMプランの選択と購入
まずは公式サイトから「お申込み」ボタンをプッシュ

「ご利用期間」を入力

「利用国タイプ」「エリア」「利用国」「プラン」を入力

「氏名」「フリガナ」「電話番号」「E-mail」を入力

利用規約にチェックして「入力内容を確認する」をプッシュ

注文内容を確認する

「支払い方法入力へ進む」をプッシュ

支払い方法を選ぶ

クレジットカード情報を入力して決済する

申し込みが完了する

eSIMの設定
eSIMの設定は必ず日本で準備しましょう
E-mailを確認し「プロファイル発行完了のお知らせ」のメールを開く

添付されているQRコードを長押しして「eSIMを追加」をプッシュ

新規eSIMをアクティベートで「許可」をプッシュ

新規eSIMをアクティベートで「許可」をプッシュ

eSIMをアクティベートで「続ける」をプッシュ

注意
一度インストールを行うとQRコードは再利用できません。インストール中に画面を閉じる・他のアプリを実行するなどで画面を移動すると設定が切断され、インストールが失敗する可能性があります。
モバイル通信設定完了と表示されたら「完了」をプッシュ

モバイル通信プランの名称の画面では

名称の変更をおすすめします

デフォルト回線では日本のキャリアを選択

iMessageとFaceTimeも日本のキャリアを選択

モバイルデータ通信も日本のキャリアを選択

以上でeSIMの設定準備は完了です
設定>モバイル通信へ進み

eSIMが追加されていることを確認しましょう

中国渡航後
ここからの操作は中国に着いてから行います

設定>モバイル通信へ進み

設定しておいたGlocal eSIMをプッシュ

「この回線をオンにする」をプッシュ

「データローミング」をオンにする

モバイルデータ通信を「Glocal eSIM」にする

「中国移動」回線の5G通信につながりました

IPアドレスを確認したところチャイナモバイル香港のローミングでした

Glocal eSIM まとめ
中国のネット規制下でも快適に高速通信できる「Glocal eSIM」はおすすめできるeSIMです。
はじめてのeSIMをネット規制の厳しい中国で使う場合、日本企業が運営する「Glocal eSIM」なら安心して利用できます
出発前にしっかりと準備し、中国現地でも快適なネットライフをお楽しみください!