これまで深センから香港への移動はリムジンバス、ダブルナンバー車、地下鉄MTRが主でしたが、2018年9月に深センと香港を結ぶ新幹線「広深港高鉄」が開通したことで、深センから香港への移動がグッと早く便利になりました。 コロナ後の2023年には上海や北京などから香港西九龍駅まで連結する長距離路線も増便し、中国各地の駅から香港まで乗り換え無しで高鉄移動ができるようになっています。
この記事では、コロナ後の2023年、実際に深セン北駅から香港西九龍駅まで高鉄で移動した感想およびチケットの購入方法と乗車方法について紹介します。
中国高鉄eチケットの購入方法
中国高鉄のEチケットは、日本語にも対応しているTrip.comでの購入が便利です。
トップページの「列車」をタップ
出発地、目的地、乗車日を入力して検索
乗車したい列車を選びます
座席の種類を選択し「予約」をタップ
「乗客情報を入力」をタップ
パスポート情報を入力します
連絡先情報を入力し、座席指定を選択します
支払いを済ませます
予約手続きは完了ですが、まだ座席が確保できた訳ではありません
eチケット購入完了の通知が来たら予約完了です
「検票口」と「車両・座席」の番号を確認しておきましょう
以上の手順でeチケットの購入が完了し、中国鉄道のシステムに乗客情報と乗車する列車の座席番号が紐づけられます。
中国高鉄の乗り方
出発する高鉄の駅(深セン北駅)へ向かいます
駅構内に入場します
入口での身分証チェックは、係員のいるゲートに向かいます
身分証チェックの無い駅もあります
セキュリティー検査を受けてから駅へ入場します
eチケットに表示されている番号の「検票口」に向かいます
検票時刻になったらパスポートを持って係員のいる「人工検票通道」に並びます
パスポートをスキャンしてもらいゲートを通過します
エスカレーターでプラットホームに降ります
高鉄がやって来ました
eチケットに表示されている座席に座り、出発を待ちましょう
香港西九龍駅に到着
香港西九龍駅は地下4階建ての構造になっています。
高鉄列車は地下4階のプラットホームに到着し、乗客は地下2階にあるイミグレにて中国を出国してから香港へ入国するという流れになります。
地下4階 プラットホーム
地下4階のプラットホームに列車が到着します
列車を降りたらエスカレーターで上層階に向かいます。
地下2階 中国イミグレ(出国)
地下2階まで来たら「抵港」の矢印に沿って進みます
中国出国ゲートでForeigners(外国人)の矢印に従って進みます
通関ゲートの列に並んで中国を出国します
地下2階 香港イミグレ(入国)
中国出国ゲートを通過したら「抵港」の矢印に沿って進みます
途中の廊下に、中国大陸と香港の境界線が記されています
香港の入国ゲートで訪客カウンターの列に並んで香港へ入国します
香港入国ゲートでは「旅客抵港申報表」を提出します
「旅客抵港申報表」の控えは香港出国時に必要なので保管しておきましょう
税関申告が必要なければそのまま進みます
香港西九龍駅の出口改札に到着
パスポートをスキャンすると改札が開きます
香港西九龍駅は香港の主要な交通拠点の一つとなっており、改札を出ると地下鉄MTR・タクシー・バスそれぞれの乗り場への案内表示があるので、目的の移動手段の表示に沿って進みましょう
香港まで高鉄で移動する方法 まとめ
香港西九龍駅では、中国からの出国手続きと香港への入国手続きが駅ビル内で続けて行われます。一箇所で出入国手続きが完結するので、効率性と利便性を大幅に向上しており、われわれ外国人にとっても非常に利用しやすくなっています。
また、中国高速鉄道システムは、2021年以降、外国人旅行者にも利用しやすいように改善され、非常に効率良く長距離移動ができるようになりました。