中国ライフハック 中国出張 備忘録

アフターコロナの中国出張|事前準備と必携アイテムガイド

この記事では、Mビザを2回取得し、2023年4月から合計4回の中国出張を終えて感じたこと、以前と異なっていた事、渡航前に準備しておいた方が良いことなどを書き記しておきたいと思います。

 

商業ビザの取得

新型コロナウイルス対策を経て、ビザ取得のルールが大きく変わりました。従来の14日以内ビザ免除措置が無くなり、中国出張をするためには商業Mビザの取得が求められます。

私の場合、ビザ申請をした2023年3月当時、ビザ申請をサポートしてくれる旅行代理店を探すのが難しく、結局、写真撮影と指紋採取のため本人がビザセンターに行かなければならないことから、自力でビザ申請を行いました。

【実録】中国ビザセンターでMビザを申請してみた

個人でビザ申請すること自体の難易度は思ったより高くないのですが、ビザセンターでの申請と受取に要する待ち時間がとにかく長いです。

どうせ写真撮影と指紋採取のために本人がビザセンターに行くのだから旅行代理店に頼むメリットは無いと思っていたのですが、ビザセンターには旅行代理店専用の窓口があるので、待ち時間は圧倒的に短いです。待ち時間を時給換算するならば、多少割高でも旅行代理店にお願いした方がトータルのコスパは良いと思います。

可能なら旅行代理店を活用した方が無難

 

航空券はプラチナチケット!?

4月の初回の中国出張では、コロナ期間は各航空会社とも週1便程度しか就航しておらず、チケット価格も早期購入割引や各種割引がされていない「普通運賃」だったため、東京=上海の往復チケットが30万円ほどしました。

5月以降は、各航空会社とも徐々に増便しているため、チケット価格も10万円程度と徐々にリーズナブルになりつつあります。航空便の路線はまだ限定的ですが、チケットは購入しやすく、飛行機の座席も空いていて快適でした。

 

中国入国時に健康申告が必要!?

4月の初回の中国出張では、出発前にPCR検査を受け陰性証明を準備して渡航しました。4月25日以降、建前上は、中国入国の出発前48時間以内に、抗原検査もしくはPCR検査を行うとなっていますが、実際はWeChatもしくはWebサイトの出入境健康申報で「Negative」陰性のチェックボタンを押すだけで、検査をしなくても入国できました。

2023年11月に健康申告は完全撤廃されました!

 

インターネットは死活問題

コロナ禍前からデジタル化が進んでいた中国ですが、ゼロコロナ政策の影響で、さらなるオンライン化・実名制度が徹底されるようになっていました。

ポケットWi-Fiレンタル

中国への短期出張に欠かせないのがポケットWi-Fiのレンタルです。複数デバイスに簡単接続できて、どこでも安定してインターネットを利用できます。空港で返却できる点も便利です。

中国にはネット規制があるので、VPN付きのWi-Fiをレンタルしましょう

私は「グローバルWiFiのVPN付きポケットWi-Fi」をレンタルしました。中国でもほぼ日本の通信環境と変わりませんでした。

ポケットWi-Fiレンタルの弱点はコストで、長期出張になればなるほど費用が嵩みます。ちなみに私の初回の中国出張は、20日間のレンタルで5万円超の費用がかかりました。

 

プリペイドの中国SIMカードを購入

ポケットWi-Fiレンタル代は会社の経費で落ちたのですが、常にWi-Fi端末を携帯しなければならない煩わしさもあったので、2回目以降の出張時は、事前にAmazonで中国大陸で使えるプリペイドSIMを購入してから渡航しました。外出時のインターネット通信はSIMカード、それ以外はホテルのWi-Fiと使い分けました。

 

VPNサービス

中国のホテルのWi-Fは、GoogleやFacebookなどのへのアクセスが制限されており、これらのサービスを利用するためには、VPNが必要となります。

まずは無料お試し期間のある「かべネコVPN(2週間完全無料)」と「セカイVPN(最大2ヶ月無料)」を使ってみました。

 

中国の電話番号付きプリペイドSIM

中国では、配車サービスやフードデリバリーなど、世界に先駆けて広がった便利なサービスが多く提供されていますが、これらのサービスを利用するためには、基本的には中国の携帯番号を入力し、SMSを送ってもらって認証する必要があります。

プリペイドSIMカードを購入するならば、中国の電話番号付きの方が便利でした。

【中国sim 現地電話番号付き】中国本土 SIMカード 現地電話番号付き 高速データ通信

 

キャッシュレスが進んで現金が使えない!?

現在、中国ではデジタル決済が主流となっています。特に、WeChat PayやAlipayといったモバイル決済アプリが広く利用されています。しかし、これらのサービスは外国人にとっては利用しにくい面もあります。そのため、これらのサービスを使用できるように事前に準備しておくか、または国際的なモバイル決済アプリを準備しておくことをお勧めします。

中国出張|準備しておきたい3つのモバイル決済方法

 

まとめ

以上が、アフターコロナの中国出張を4回経験して感じた記録です。久しぶりの中国出張、本業のビジネスに支障が出ないよう、入念な事前準備をしてから渡航しましょう。

中国生活で役立つ記事10選

1

日本人が中国で生活する上で今や必要不可欠な通信インフラとなったVPN。でも、いざ使ってみようとすると ...

2

中国において、モバイル決済手段は多くあるに越したことはありません。この記事では、これから中国に行く方 ...

3

今や海外への旅行や出張に欠かせないアイテムのひとつであるポケットWi-Fiルーター。事前にレンタルし ...

4

中国では、現金払いよりも、AlipayやWeChatPayといったアプリによるモバイル決済が主流とな ...

5

WeChatPay(微信支付)は、Alipay(支付宝)と並ぶキャッシュレス先進国である中国を代表す ...

6

この記事では、現在私が利用している“中国から日本のテレビを見れるサービス”についてご紹介します。 実 ...

7

2023年2月現在、中国Mビザを取得するためには、以下4つの書類が必要です。 中国Mビザ取得 必要書 ...

8

中国は、世界で最も広範囲にわたる高速鉄道ネットワークを誇っており、旅行者にとって効率的な移動手段を提 ...

9

この記事では、海外でAmazonの「Fire TV Stick」を利用し日本の番組を視聴する方法につ ...

10

最近は中国発の魅力的なアプリが増えてますよね。 でもiPhoneユーザーの場合、日本のApple I ...

-中国ライフハック, 中国出張, 備忘録